プロフィールページの重要性をご存知でしょうか?読者との信頼関係を築き、ブランディングを強化するためには、魅力的なプロフィールページが欠かせません。
この記事では、SWELLの機能を最大限活用したプロフィールページの作成方法を、実践的なテクニックとともに詳しく解説します。
なぜプロフィールページが重要なのか
プロフィールページは、あなたの「顔」となる重要なページです。訪問者があなたに興味を持ったとき、最初に訪れる可能性が高いページの一つです。
プロフィールページの主な役割:
- 信頼性の向上
- 専門性のアピール
- 親近感の醸成
- ブランディングの強化
- コンバージョン率の向上
SWELLでプロフィールページを作成する基本手順
1. 固定ページでプロフィールページを作成
まず、WordPress管理画面から「固定ページ」→「固定ページを追加」を選択し、タイトルを「プロフィール」または「About」に設定します。
2. SWELLのブロックエディタを活用
SWELLには、プロフィールページ作成に便利な専用ブロックが用意されています。
主要なブロック:
- フルワイドブロック: ヘッダー部分の作成に最適
- ボタンブロック: お問い合わせやSNSリンクに
- リストブロック: 経歴や実績の整理に
- テーブルブロック: スキルや資格の表示に
- 画像ブロック: プロフィール写真の配置に
3. レイアウトの基本構成
効果的なプロフィールページの構成例:
- ヘッダー部分(フルワイドブロック使用)
・プロフィール写真
・名前、キャッチコピー
・簡潔な自己紹介 - 詳細プロフィール
・経歴・実績
・専門分野
・価値観、理念 - スキル・資格(テーブルブロックやリストブロック使用)
- コンタクト情報(ボタンブロック使用)
SWELLの高度な機能を活用したプロフィール作成テクニック
アニメーション効果の追加
またアニメーション機能を使用して、プロフィールページに動きを加えることができます:
- フェードイン効果: 要素が徐々に現れる
- スライドイン: 左右から要素が現れる
- バウンス効果: 要素が弾むように表示される
これらの効果は、ブロックの「高度な設定」から簡単に適用できます。
方法としては、アニメーション用のCSSクラス名を「高度な設定」の「追加CSSクラス」欄に入力し、カスタマイズCSSにそのクラスに対応するアニメーション定義を書き込む形が一般的です。
例えば、フェードインやバウンスなどのアニメーションは、
- ブロックを選択
- 右サイドバーの「高度な設定」→「追加CSSクラス」に任意のアニメーション名(例:anime-bound)を入力
- 管理画面の「カスタマイズ」→「追加CSS」にそれぞれの動きを定義したCSS(@keyframes含む)を追加
という流れになります。
さらに高度な動きをつけたい場合は、ScrollReveal.jsなどの外部ライブラリを組み合わせてJSコードを入れ、
- 追加CSSクラスでトリガークラスを指定し
- JSでスクロール時にアニメーション発火
とする手法もとられています。
つまりSWELL単体の設定メニューだけで完結はしないものの、「高度な設定」→「追加CSSクラス」にアニメーション用クラス名を記入し、CSSカスタマイズ(またはJS実装)を組み合わせることでフェードイン、スライドイン、バウンスなど多彩な効果が簡単に付加可能です
カラーパレットの活用
SWELLのカスタムカラー機能を使用して、プロフィールページをブランドカラーで統一しましょう。
効果的なカラー使用例:
- メインカラー: 見出しやボタンに使用
- アクセントカラー: 重要な情報のハイライトに
- ベースカラー: 背景色として使用
SWELLのカスタムカラー機能は、管理画面の【SWELL設定】>【エディター設定】>【カラーセット】タブで使用します。ここで「カラーパレット」の設定があり、固定の5色(メインカラー、薄いメインカラー、グレー、白、黒)に加えて、8色(濃い色4つ、淡い色4つ)を自由にカスタマイズできます。カラーパレットの色は、文字色や背景色に使用でき、クリックするとカラーチャートから色を選んだり、カラーコードを入力したりして設定が可能です。
また、濃い色を背景に設定すると、自動的にテキストの文字色が白に変わるなど、可読性に配慮した機能も備わっています。エディター内で色を変えたい場合は、あらかじめこのカラーパレット設定で希望の色を登録しておくことで、記事編集時に選びやすくなります。
まとめると、SWELLのカスタムカラーは
- 管理画面のSWELL設定>エディター設定>カラーセットで設定
- 5色は固定、8色が自由に色変更可能
- 濃淡別に色を分けており、背景色に濃い色を使うと文字色は自動で白になる
- ブロックエディターで文字色・背景色を手軽に変更できるカラーパレットとして利用される
という仕組みです。カラーパレットで色を登録すると、編集画面のカラーピッカーで簡単に選択できて便利です。
プロフィール写真の最適化テクニック
画像の準備
- 推奨サイズ: 400×400px以上の正方形
- ファイル形式: JPEGまたはWebP
- ファイルサイズ: 100KB以下を目安
SWELLでの画像設定
- 画像ブロックを選択
- 「円形マスク」を適用
- 必要に応じて「影」エフェクトや、ホバーエフェクト(css対応が必要)等を追加
SWELLの画像ブロックで「円形マスク」(画像を丸くする設定)は、標準の「スタイル」メニュー内に「角丸」という選択肢があります。ただし完全な円形を作る設定はスタイルの「角丸」だけではなく、CSSの追加で調整する場合が多いです。
具体的な場所は以下の通りです。
- ブロックエディターで画像ブロックを選択
- 右サイドバーの「ブロック」タブを開く
- 「スタイル」メニューで用意されている複数のスタイルから「角丸」を選択(これは角に丸みをつけるスタイル)
- もし完全な円形にしたい場合は、画像の高さと幅を同じにして、CSSのborder-radiusを100%に設定する方法が一般的です(別途追加CSSで行う)
SWELL内の標準UIでワンクリックで「円形」スタイルがないため、完全な円形マスクにしたい場合は以下のような追加CSSを利用します。
追加CSS例:
.wp-block-image img {
border-radius: 50%;
}
モバイル対応の最適化
SWELLは標準でレスポンシブ対応していますが、プロフィールページでは以下のような点に注意して下さい。
レイアウト調整
- PC表示: 2カラムレイアウト(写真+テキスト)
- モバイル表示: 1カラムレイアウト
- タブレット表示: 中間的なレイアウト
フォントサイズの調整
CSSフォント調整例:
/* モバイル向けフォント調整 */
@media (max-width: 768px) {
.profile-title {
font-size: 1.5rem;
}
.profile-description {
font-size: 0.9rem;
line-height: 1.6;
}
}
SEO対策とプロフィールページ
SWELLは記事や固定ページに対してJSON-LD形式の構造化データを自動生成する機能が標準搭載されています。このため、プロフィールページを固定ページや投稿で作成していれば、Googleが理解しやすい構造化データが自動で付与されます。
プロフィールページに特化した種別(Personなど)の構造化データを詳しく設定したい場合は、ブロック機能(カスタムHTMLブロックやプロフィール用ブロック)を活用します。
- SWELL内の専用ブロックでマークアップする
- 記事編集画面で「カスタムHTML」ブロックなどにプロフィール情報のPerson SchemaをJSON-LD形式で入力する
プロフィール表示用の専用ブロック(表示用ウィジェット)については以下で説明していますのでご参照ください。

SWELLのテーマ設定(SWELL設定)→「構造化データ」タグも確認し、基本設定や企業情報などの入力も漏れなく行うことでサイト全体のE-E-A-T評価向上につながります。
メタデータの設定
SWELLのSEO設定機能を使用します(投稿編集ページの右側のフレーム内、下側にあります)。
- タイトルタグ: 「名前 | プロフィール | サイト名」
- メタディスクリプション: 自己紹介を要約した120文字程度
- OGP画像: プロフィール写真を使用
構造化データの実装(JSON-LDのPersonスキーマ例)
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Person",
"name": "あなたの名前",
"jobTitle": "職業",
"description": "簡潔な自己紹介",
"image": "プロフィール画像URL"
}
</script>
プロフィールページの効果測定
Googleアナリティクスでの確認項目
- ページビュー数
- 滞在時間
- 直帰率
- コンバージョン率
改善のポイント
定期的にデータを確認し、以下の点を改善していきましょう。
- 滞在時間が短い場合: コンテンツの充実化を検討
- 直帰率が高い場合: 関連記事への導線を強化
- コンバージョンが低い場合: CTAボタンの配置や文言を見直し
よくある質問と解決方法
- プロフィール写真が正しく表示されない
-
以下を確認してください。
- 画像ファイルサイズが適切か(推奨:100KB以下)
- ファイル形式がJPEGまたはPNGか
- SWELLの画像最適化設定が有効になっているか
- モバイルでレイアウトが崩れる
-
SWELLのレスポンシブ設定を確認し、必要に応じてカスタムCSSで調整してください。
(CSS例)
@media (max-width: 480px) { .wp-block-columns { flex-direction: column; } .wp-block-column { flex-basis: 100% !important; } }
- プロフィールページがGoogleに表示されない
-
以下の対策を実施してください。
- Google Search Consoleでインデックス登録をリクエスト
- XMLサイトマップにページが含まれているか確認
- robots.txtでブロックされていないか確認
まとめ:SWELLで理想のプロフィールページを作成しよう
SWELLを使用したプロフィールページ作成のポイントを整理します。
成功のための5つのポイント
- ユーザビリティ重視: 訪問者が求める情報を分かりやすく配置
- ビジュアル重視: 高品質な写真と統一されたデザイン
- モバイル最適化: すべてのデバイスで快適な閲覧体験を提供
- SEO対策: 検索エンジンに評価されやすい構造化
- 継続的改善: データを基にした定期的な最適化
次のステップ(プロフィールページ作成後)
- SNSで積極的にシェア
- 他の記事からプロフィールページへリンク
- 定期的に内容を更新
- 読者からのフィードバックを反映
SWELLの豊富な機能を活用すれば、プログラミング知識がなくても プロフェッショナルなプロフィールページを作成できます。この記事で紹介したテクニックを参考に、あなたらしいプロフィールページを作成してみてください。
魅力的なプロフィールページは、読者との信頼関係構築の第一歩です。SWELLの機能を最大限活用して、あなたの個性と専門性が伝わるページを作成しましょう。
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